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【企業研究】昭和電工の会社概要や新卒採用の選考内容を紹介

 

早稲田生であり、大手メーカー内定者のソチです。

今回は、化学メーカーである昭和電工の企業研究をしていきます。

 

昭和電工は、個性派化学を目指している総合化学メーカーです。

この記事では、様々な事業を展開する昭和電工の会社概要や選考内容を深掘りしていきます。

 

ソチ

それでは、昭和電工の企業研究を見ていきましょう!

 

昭和電工の会社概要

 

まずは、昭和電工の基本的な情報を紹介します。

  • 社長 森川宏平
  • 従業員数 2,135名(男1,823名 女312名)
  • 平均年齢 41.5歳(男42.2歳 女37.8歳)
  • 平均勤続年数 17.9年(男18.6年 女13.6年)
  • 年間休日 122日
  • 夏期休暇 有休で取得
  • 年末年始休暇 12月31日〜1月3日
  • 有休取得平均 13.7日
  • 3年後離職率 7.1%
  • 平均年収 897万円
  • ボーナス 252万円
  • 大卒初任給 230,000円
  • 修士初任給 250,000円
  • 博士初任給 300,000円

 

昭和電工の魅力は、日系メーカーにしては若手のうちから給料が高いことです。

新卒入社の4年目からは、年収が100万円アップすると聞いたことがあります。

しかし、早熟の給与体系であり、伸びが少ないと言われることもあるようです。

 

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昭和電工の経営理念

 

つぎに昭和電工の経営理念を紹介します。

昭和電工の経営理念は、「私たちは、社会的に有用かつ安全でお客様の期待に応える製品・サービスの提供により企業価値を高め、株主にご満足いただくと共に、国際社会の一員としての役割を果たし、その健全な発展に貢献します。」です。

 

昭和電工には経営理念以外にも、グループスローガンとシンボルがあります。

昭和電工のグループスローガンは、「具体化。」です。

「具体化。」には、「想像するだけでなく、実際にカタチになってこそ社会に役立つ。そのため、昭和電工の社員は具体化への強い意志を持ち、ひとりひとりが最後までやりきる」という意味が込められています。

 

そして、昭和電工のシンボルが「鉛筆」です。

グループスローガンの「具体化。」の最初の一歩は、頭の中で考えたことを実際に書き出すことです。

そのため、思いつきをカタチにしていく創造性を象徴するアイコンとして、鉛筆をシンボルとしています。

 

昭和電工の業績

 

2017年の財務関連データはこのようになっています。(単位:百万円)

  • 売上高 780,387
  • 営業利益 77,818
  • 経常利益 63,962
  • 純利益 33,470

 

昭和電工は利益率が低かったのですが、近年は次第に回復してきました。

昭和電工の海外売上比率は36%であり、2025年までに海外売上比率60%を目指しています。

 

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昭和電工は総合化学メーカー

 

昭和電工は、日本に6社ある総合化学メーカーの1社です。

日本にある総合化学メーカーは、以下の6社です。

  • 三菱ケミカルホールディングス
  • 住友化学
  • 三井化学
  • 旭化成
  • 東ソー
  • 昭和電工

 

総合化学メーカーとは、化学メーカーにおける売上高上位6社というわけではありません。

総合化学メーカーとは、化学の基礎となるエチレンを作っている化学メーカーのことを指します。

昭和電工を含めて6社の総合化学メーカーは、幅広い製品を展開しています。

 

昭和電工の事業内容

 

昭和電工が総合化学メーカーであることを説明したので、つぎは事業内容を解説します。

昭和電工が展開する事業内容は、主に6つあります。

  • 石油化学
  • 化学品
  • エレクトロニクス
  • アルミニウム
  • 無機
  • その他

 

石油化学

 

石油化学セグメントでは、エチレン・プロピレンなどの石油化学基礎製品、その誘導品であるアセチル系・アリルアルコール系誘導品などの有機化学製品を提供しています。

石油化学セグメントには、石油化学事業部があります。

昭和電工の売上高のうち、石油化学の売上は30.1%です。

 

化学品

 

化学品セグメントでは、産業用ガス、工業薬品、高機能化学品、エラストマー製品から半導体産業向けの高純度ガス・薬品、樹脂複合製品まで広範囲にわたる製品を提供しています。

化学品セグメントには、産業ガス事業部、情報電子化学品事業部、基礎化学品事業部、機能性化学品事業部があります。

昭和電工の売上高のうち、化学品の売上高は17.8%です。

 

エレクトロニクス

 

エレクトロニクスセクターでは、高機能記録メディアであるハードディスク、超高輝度・高出力LED等の化合物半導体材料、高性能モーター用のレアアース磁石合金、リチウムイオン電池材料を提供しています。

エレクトロニクスセクターには、電子機能材事業部、ハードディスク事業部、先端電池材料事業部があります。

昭和電工の売上高のうち、エレクトロニクスの売上高は14.7%です。

 

アルミニウム

 

アルミニウムセグメントでは、圧延品・押出品・鍛造品などのアルミニウム材料、熱交換器・飲料用アルミニウム缶などの高付加価値加工品を提供しています。

アルミニウムセグメントには、アルミ圧延品事業部、アルミ機能部材事業部、アルミ缶事業部があります。

昭和電工の売上高のうち、アルミニウムの売上高は12.6%です。

 

無機

 

無機セグメントでは、研磨材、研削材、耐火材等のセラミックス製品、電気製鋼炉用の黒鉛電極、高機能カーボン製品を提供しています。

無機セグメントには、セラミックス事業部、カーボン事業部があります。

昭和電工の売上高のうち、無機の売上高は8.8%です。

 

その他

 

その他のセグメントでは、各種化学品、樹脂、金属、電子材料などの販売および各種建材を提供しています。

昭和電工の売上高のうち、その他の売上高は16.0%です。

 

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昭和電工の事業の分類

 

昭和電工の事業内容が理解できたと思います。

その昭和電工の事業内容は、4つに分類することができます。

  • 優位確立事業
  • 成長加速事業
  • 基盤化事業
  • 再構築事業

 

優位確立事業

 

優位確立事業は、将来の大きな市場成長に対して、事業・技術開発の両面から競争優位なビジネスモデルを確立する事業です。

昭和電工の事業では、LIB材料、パワー半導体SiCが優位確立事業です。

 

成長加速事業

 

成長加速事業は、戦略的施策を積極的に遂行して市場成長を先取り、事業規模の急速な拡大を実現する事業です。

昭和電工の事業では、電子材料用高純度ガス、機能性化学品、アルミ缶が成長加速事業です。

 

基盤化事業

 

基盤化事業は、一定の市場・事業規模を有して、安定した利益、キャッシュフローを創出する事業です。

昭和電工の事業では、ハードディスク、黒煙電極、石油化学、基礎化学品、産業ガス、高純度アルミ箔が基盤化事業です。

 

再構築事業

 

再構築事業は、事業環境・収益性・ビジネスモデルの再構築を通じて、利益やキャッシュフローの増大を実現する事業です。

昭和電工の事業では、レアアース、セラミックス、アルミ機能部材が再構築事業です。

 

個性派化学を目指す昭和電工

 

昭和電工は、個性派化学を目指しています。

昭和電工の目指す個性派化学とは、昭和電工だからこそできる個性的な製品を実現して、展開していくことです。

オリジナリティがあり、収益性と安定性を高いレベルで持続的に維持する個性派事業を増やそうとしています。

 

現在の個性派事業の比率は3割あり、2025年までにその比率を5割にすることが目標です。

個性派化学を目指す昭和電工には、その他にもこのような特徴があります。

  • M&Aにより世界最大の黒煙電極メーカーとなった
  • 国内初のアルミニウム商業生産
  • 半導体用高純度ガスで世界ナンバーワンの販売シェア

 

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昭和電工の強みや弱み

 

昭和電工の事業内容や個性派化学について説明しました。

つぎに、昭和電工の強みや弱みについて考えていきます。

転職の口コミサイトなどを見て、強みや弱みとして挙げられることが多かったものをまとめました。

 

昭和電工の強み

 

昭和電工の強みとしては、以下のようなことが考えられます。

  • 総合化学メーカーであり事業が幅広いこと
  • 技術力や研究力が高いこと
  • 幅広い事業があるため、技術的な優位性がある

 

昭和電工の弱み

 

昭和電工の弱みとしては、以下のようなことが考えられます。

  • 事業内容が幅広いが強い製品に欠ける
  • 収益性の高い事業が少ない

 

昭和電工の選考内容

 

ここからは、昭和電工の新卒採用の選考内容を解説していきます。

昭和電工の新卒採用の選考内容として、以下の4つをまとめてみます。

  • 求める人物像
  • 採用人数
  • インターンシップ
  • 本選考

 

昭和電工の求める人物像

 

昭和電工の求める人物像は、「広い視野で徹底的に考え、素早く大胆に行動するチーム・プレイヤー」です。

昭和電工の最終面接では、求める人材にマッチしているかを確かめる特徴的な質問がされます。

 

昭和電工の採用人数

 

昭和電工の採用人数は、文系20人理系30人ぐらいであることが多いです。

理系では、大学院まで行っていないと内定をもらうことは厳しいです。

文系では、過去の採用大学を見る限りは、学歴がMARCH・関関同立以上であることは必須だと感じました。

 

昭和電工のインターンシップ

 

昭和電工は、文系も理系もインターンシップが開催される年が多いようです。

インターンシップに参加すると、昭和電工の事業内容や仕事内容についての理解が深まります。

インターンシップに参加するべき理由は、こちらでくわしく解説しているので参考にしてください。

 

昭和電工の本選考

 

昭和電工の本選考は、人物重視の選考が行われます。

文系の選考フローは、「会社説明会→エントリーシート・WEBテスト→ジョブカフェ(任意)→面接3回→内定」でした。

ジョブカフェの参加は任意ですが、企業研究が深まるので参加しておくべきだと感じました。

 

昭和電工は大手の化学メーカーであるため、エントリーシートの通過率は高くありません。

そのため、昭和電工の内定者の通過エントリーシートを参考にして、対策を深めることが重要です。

昭和電工の内定者のエントリーシートは、Unistyleに掲載されているので、確認するようにしましょう。

 

昭和電工の通過エントリーシートを見る

 

昭和電工から内定をもらうために必要なこと

 

さいごに、昭和電工に内定をもらうための選考対策を紹介します。

私が考える昭和電工に内定をもらうために必要なことは、以下の2つです。

  • 自己分析を深めること
  • 企業研究を深めること

 

自己分析を深めること

 

昭和電工の面接は3回ありますが、すべて45分間ぐらいの長い面接です。

価値観やエピソードをかなり深掘りしてくるため、自分を的確に理解しておく必要があります。

そのため、自分の価値観やエピソードを整理する自己分析を深めることが重要です。

 

就活生におすすめの自己分析のやり方は、自己分析のコツでわかりやすく解説しています。

昭和電工の選考を受ける就活生には役立つ内容ですので、参考にしてみてください。

 

企業研究を深めること

 

昭和電工の選考では、企業研究の深さが求められます。

昭和電工には長い逆質問タイムがあるため、企業研究を深めたうえでの逆質問が欠かせません。

具体的な企業研究のやり方は、こちらでわかりやすく解説しているので参考にしてください。

 

企業研究を深めるためには、昭和電工の社員にOB訪問をすることが役立ちます。

ビズリーチ・キャンパスでは、OB訪問を受け付けている昭和電工の社員を見つけることができます。

昭和電工の社員にOB訪問をすることで、仕事内容や雰囲気を理解しましょう。

 

ビズリーチ・キャンパスの公式HPを見る

 

昭和電工の企業研究まとめ

 

昭和電工の企業研究を紹介してきました。

昭和電工の事業内容や選考内容への理解は深めることはできたでしょうか。

本選考で昭和電工にエントリーするときには、中期経営計画などでさらに企業研究を深めていきましょう。

 

昭和電工の面接内容などの詳細については、こちらで解説しています。

昭和電工の面接で聞かれた質問などを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

それでは、昭和電工から内定をもらえるように就活を頑張りましょう。

 

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