早稲田生であり、大手メーカー内定者のソチです。
今回は、グラスファイバー事業やライフサイエンス事業を展開する日東紡の企業研究をしていきます。
日東紡は、ワークライフバランスが取りやすいといわれる化学メーカーです。
この記事では、日東紡の会社概要や選考内容を深掘りしていきます。
ソチ
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日東紡の会社概要
まずは、日東紡の基本的な情報を紹介します。
- 社長 辻祐一
- 従業員 778名(男620名 女158名)
- 平均年齢 44.4歳(男45.1歳 女42.0歳)
- 平均勤続年数 21.4年(男21.6年 女20.9年)
- 年間休日 121日
- 夏期休暇 連続7日
- 年末年始休暇 連続7日
- 有休取得平均 9.8日
- 3年後離職率 20.0%
- 平均年収 699万円
- ボーナス 5.76ヶ月
- 大卒初任給 210,300円
- 修士初任給 229,800円
- 博士初任給 254,800円
日東紡の魅力は、まったりとした社風です。
説明会や面接などで出会う社員の多くが、穏やかでゆるやかな雰囲気でした。
選考で社員の方に話を聞いたり、口コミサイトを見たりするなかでは、ワークライフバランスが取りやすい印象を受けました。
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日東紡の経営理念
日東紡の経営理念を紹介します。
経営理念は、「日東紡グループは『健康・快適な生活文化を創造する』企業集団として社会的存在価値を高め、豊かな社会の実現に貢献し続けます。」です。
経営理念に「健康」というワードがあります。
日東紡はグラスファイバーで有名な会社ですが、健康に貢献する医薬事業も展開しています。
そのため、健康に貢献するような仕事に興味がある方にもおすすめです。
日東紡の業績
日東紡の業績を紹介します。
こちらが、日東紡の2017年の財務関連データです。(単位:百万円)
- 売上高 83,324
- 営業利益 11,148
- 経常利益 11,396
- 純利益 7,479
日東紡の売上高は800億円〜1000億円ぐらいの年が多く、大手メーカーと比較すると少ない印象があります。
しかし、売上高と比較して営業利益や純利益の数値が良く、利益率が高い企業であるといえます。
利益率が高い理由は、グラスファイバー事業で他社に負けない技術力を持っているためです。
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日東紡の事業内容
つぎに日東紡の事業内容を解説します。
日東紡の事業内容には、以下の3つの事業があります。
- グラスファイバー事業
- ライフサイエンス事業
- 繊維事業
グラスファイバー事業
品質の高さが評価されているグラスファイバー事業は、日東紡の主力事業です。
日東紡の売上高のうち、グラスファイバー事業の売上が約77%を占めています。
グラスファイバーとは、ガラス繊維強化プラスチックを指します。
日東紡は、日本で初めてグラスファイバーの工業化に成功した企業です。
現在では、製造から開発まで一貫して行い、幅広い分野に製品を提供しています。
超極薄ガラスクロスは、小型・軽量・高機能化が進むパソコンや携帯電話などの精密基材として使用われており、世界から高い評価を受けています。
東京ドームなどの著名な施設にも、日東紡のグラスファイバーが使われいています。
このグラスファイバーが、日東紡の利益率が高い要因です。
グラスファイバー事業は競合が少なく、日東紡のグラスファイバーは特に品質が良いです。
そのため、高値で取引することができている状況で、利益率の高さをもたらしてれています。
ライフサイエンス事業
日東紡がグラスファイバー事業に次ぐ第2の柱として注力しているのが、ライフサイエンス事業です。
日東紡の売上高のうち、ライフサイエンス事業の売上が約15%を占めています。
ライフサイエンス事業では、医薬分野とスペシャリティケミカルス分野の2つの製品を扱っています。
医薬の分野は、生化学系・免疫学系の体外診断薬事業を展開しており、現在では約100項目以上の検査薬を販売しています。
スペシャリティケミカルス分野は、ポリマー素材の開発と幅広い分野での用途開発に注力しています。
繊維事業
繊維事業は、今は売上高が下がっていますが、以前の主力事業でした。
日東紡はかつて綿紡績の大手として、日本十大紡績会社の一角を占めていました。
日東紡の売上高のうち、繊維事業の売上が約6%を占めています。
現在の繊維事業では、高機能性を有する製品を中心に展開をしています。
レディース用接着芯地では、国内シェアNo.1となっています。
日東紡の強み・弱み
日東紡の事業内容が理解できたところで、強みや弱みを紹介していきます。
転職の口コミサイトなどを見て、強みや弱みとして挙げられることが多かったものをまとめてみました。
日東紡の強み
日東紡の強みとしては、以下のようなことが考えられます。
- グラスファイバー事業は新規参入が少ない
- グラスファイバーではリーディングカンパニーである
- 技術力が高いこと
- 幅広い事業があるため、技術的な優位性がある
日東紡の弱み
日東紡の弱みとしては、以下のようなことが考えられます。
- 海外展開があまり進んでいない
- 新規事業がなかなか育っていない
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日東紡の選考内容
ここからは、日東紡の選考内容を解説していきます。
日東紡の新卒採用の選考内容として、以下の4つをまとめてみます。
- 求める人物像
- 採用人数
- インターンシップ
- 本選考
求める人物像
日東紡の求める人物像は、「広く見渡し、深く考え、果敢に、そして粘り強くチャレンジできる活気に満ちた人財」です。
私が面接を受けているときには、グローバルに働きたい学生を求めている印象を持ちました。
日東紡は海外展開に注力していこうと考えているため、そのような人材を求めているのでしょう。
日東紡の採用人数
日東紡の採用人数は、文系5人・理系10人ぐらいの年が多いです。
採用人数は少ないですが、応募者もそこまで多くない印象を持ちました。
日東紡の過去の採用大学を見ると、最低でもマーチ上位校以上は必要だと思います。
日東紡のインターンシップ
日東紡では、文系・理系とともにインターンシップが開催されています。
インターンシップでは、日東紡の事業内容や仕事内容を理解することができます。
インターンシップに参加するべき理由は、こちらでくわしく解説しているので参考にしてください。
日東紡の本選考
日東紡の本選考の内容について解説します。
文系の選考フローは、「エントリーシート→会社説明会・WEBテスト→面接3回→内定」です。
面接は穏やかな雰囲気であり、こちらの話をしっかりと聞いてくれるものでした。
エントリーシートに合格した人だけが会社説明会に参加できるため、エントリーシートが最初の難関です。
その対策としては、日東紡の内定者の通過エントリーシートを参考にして、構成や書き方を学ぶことが重要です。
日東紡の内定者のエントリーシートは、Unistyleに掲載されているので確認するようにしましょう。
日東紡の企業研究まとめ
日東紡を様々な項目から企業研究をしました。
日東紡の事業内容や選考内容への理解を深めることはできたでしょうか。
本選考で日東紡にエントリーするときには、中期経営計画やOB訪問などでさらに企業研究を深めるようにしましょう。
企業研究を深めるためには、日東紡の社員にOB訪問をすることが役立ちます。
ビズリーチ・キャンパスでは、OB訪問を受け付けている日東紡の社員を見つけることができます。
日東紡の社員にOB訪問をすることで、仕事内容や雰囲気を理解しましょう。
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