企業研究シリーズでは、早稲田生ソチが企業研究のお手伝いをしていきます。
今回は、明治ミルクチョコレート、きのこの山・たけのこの里などの商品で有名な株式会社明治を紹介します。
ソチ
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明治の会社概要
まずは明治の基本的な情報を紹介します。
- 社長 川村和夫
- 従業員 5,878名( 男4,760名 女1,118名 )
- 平均年齢 38.9歳( 男39.5歳 女39.5歳 )
- 平均勤続年数 16.5年( 男17.0年 女14.5年 )
- 年間休日 125日
- 夏期休暇 なし
- 年末年始休暇 連続5日
- 有休取得平均 11.3日
- 新卒3年後離職率 10.5%
- 平均年収 749万円
- 大卒初任給 217,000円
- 修士初任給 235,000円
明治は大手企業ということで、年収や住宅手当はとても良いです。
食品メーカーを目指す就活生にとっての憧れであり、最難関の企業の1つが株式会社明治です。
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明治の企業理念
明治の企業理念を紹介します。
明治の企業理念は、グループ理念と目指す企業グループ像から成り立ちます。
明治のグループ理念は、「私たちの使命は、『おいしさ・楽しさ』の世界を拡げ、『健康・安心』への期待に応えてゆくこと。私たちの願いは、『お客様の気持ち』に寄り添い、日々の『生活充実』に貢献すること。私たち明治グループは、『食と健康』のプロフェッショナルとして、常に一歩先を行く価値を創り続けます。」です。
明治の目指すグループ企業像は、「明治グループ100年で培った強みに、新たな技術や知見を取り入れて、『食と健康』で一歩先を行く価値を創造し、日本、世界で成長し続ける」
そして、明治の重点方針は以下の通りです。
- コア事業での圧倒的優位性の獲得
- 海外市場での成長基盤の確立
- 健康価値領域での新たな挑戦
- 社会課題への貢献
明治は、以上の考えを大切にしています。
重点方針の「健康価値領域での新たな挑戦」は、多くの食品メーカーが取り組もうとしていることです。
高齢化社会に対応する商品への需要、健康な食生活に貢献する商品の供給は、今後さらに増えていくことになるでしょう。
明治の業績
明治の業績を紹介します。
こちらが、2017年の財務関連データです。(単位:百万円)
- 売上高 1,242,480
- 営業利益 88,395
- 経常利益 88,839
- 純利益 60,786
明治の売上高は1兆円以上あります。
事業別の売上高については、後ほどくわしく解説していきます。
グローバル化は進んでおらず、2026年に海外売上高比率を20%まで伸ばすことを目指しています。
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明治の事業内容
明治の事業内容を紹介します。
明治は様々なジャンルの商品を扱っており、以下の5つの事業を展開しています。
- 発酵デイリー事業
- 加工食品事業
- 栄養事業
- 菓子事業
- 海外事業
発酵デイリー事業
発酵デイリー事業では、牛乳・飲料、ヨーグルト、宅配サービスなどを展開しています。
有名な商品には、明治おいしい牛乳、明治ブルガリアヨーグルト、明治プロビオヨーグルトR-1などがあります。
健康志向の高まりから乳酸菌市場が盛り上がっており、明治もR-1などの高付加価値商品を展開しています。
発酵デイリー事業の今後は、牛乳では構造改革による収益改善などの改革を進めていくようです。
ヨーグルトでは、経営資源を積極投下して、さらに拡大していきます。
加工食品事業
加工食品事業では、乳食品、フローズンデザート、調理食品、業務用商品などを展開しています。
有名な商品には、明治北海道十勝、明治エッセルスーパーカップ、銀座カリーなどがあります。
アイスクリームからレトルト食品、業務用商品まで、幅広く展開することが明治の強みとなっています。
フローズンデザートや乳食品では、新たな市場の創造やトップシェア商品の育成に注力していきます。
栄養事業
栄養事業では、スポーツ栄養食品、粉ミルク、流動食・栄養食品、美容食品、OTC医薬品などを展開しています。
有名な商品には、ザバス、VAAM、粉ミルクの明治ほほえみ、飲むコラーゲン市場のトップブランドであるアミノコラーゲンなどがあります。
流動食・栄養食品など、今後の高齢化社会のニーズに応えるような商品を持つことは明治の強みです。
栄養事業の今後は、経営資源をさらに投下して、事業の拡大に注力していきます。
菓子事業
菓子事業では、チョコレートやグミなど、様々なジャンルのお菓子を扱っています。
有名な商品には、明治ミルクチョコレートやアーモンドチョコ、きのこの山・たけのこの里、果汁グミ、キシリッシュガムなどがあります。
美と健康を考えた高カカオポリフェノールの「チョコレート効果」シリーズなど、健康志向の高まりに対応した商品も展開しています。
菓子事業も栄養事業と同様に、経営資源をさらに投下して事業の拡大に注力していきます。
海外事業
海外事業では、中国、アジア、米国などで事業を展開しています。
中期経営計画によると、2026年までに海外売上高比率を20%以上にすることが目標です。
中国は2020年度までの最注力地域であり、既存事業の大幅な成長やスポーツ栄養の新規展開を目指しています。
アジア地域では、菓子の輸出拡大と粉ミルクなど栄養食品の拡大に注力していきます。
米国では、meijiブランドの拡大、プレミアム化の推進、チャネル拡大に尽力している最中です。
明治の強み・弱み
明治の事業内容が理解できたところで、強みと弱みを紹介していきます。
転職の口コミサイトなどを見て、強みと弱みとして挙げられることが多かったものをまとめてみました。
明治の強み
明治の強みとしては、以下のようなことが挙げられます。
- R-1やLG21を生み出した開発部門
- 日本国内での圧倒的なシェア
- 食品の中でも必需品を扱っているため安定している
- 健康系の食品で多くのナンバーワンシェア
明治の弱み
明治の弱みとしては、以下のようなことが挙げられます。
- 堅実で、斬新さや目新しさはあまりない
- 海外展開における強みがあまりない
- 乳製品は海外展開をしにくい
明治の業績は右肩上がりであり、健康食品にも強いため、今後も安定した成長が見込まれます。
明治は、明治乳業と明治製菓が統合してできた企業ですが、強みの掛け合わせができていないという意見がありました。
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明治の選考内容
明治の新卒採用の選考内容を解説していきます。
明治の新卒採用の選考内容として、以下の4つをまとめてみます。
- 求める人物像
- 採用人数
- インターンシップ
- 本選考
明治の求める人物像
明治の求める人物像は、「チャレンジ精神溢れる、個性豊かな人材」です。
面接では、入社後のキャリアビジョンを明確に持つことや入社意志が強いことが重要だと感じました。
OB訪問などを通じて、明治で働くことを具体的にイメージできるようになりましょう。
明治の採用人数
明治の採用人数は、文系15名、理系40名ぐらいの年が多いです。
倍率が高い食品メーカーにおいても、明治の倍率は抜群に高いと思います。
明治の選考で会う就活生の多くは、MARCH・関関同立以上の学歴でした。
明治のインターンシップ
明治では、インターンシップが開催されることが少ないようです。
明治の事業内容や仕事内容についての理解が深まるため、もしインターンシップが開催されたら参加してみましょう。
インターンシップに参加するべき理由は、こちらでくわしく解説しているので参考にしてください。
明治の本選考
明治の本選考について説明します。
明治の選考フローは、「エントリーシート→WEBテスト→面接4回→内定」が多いようです。
明治は人気の食品メーカーであるため、早稲田の友人でもエントリーシートで落ちている人が多くいました。
明治などの大手食品メーカーから内定をもらうためには、エントリーシートが最初の難関です。
対策としては、明治の内定者のエントリーシートを見て、受かるエントリーシートの特徴を学ぶことが重要です。
明治の内定者のエントリーシートは、Unistyleに掲載されているので確認するようにしましょう。
明治の企業研究まとめ
大手食品メーカーである明治について、様々な項目から分析をしました。
明治の事業内容や選考内容への理解を深めることはできたでしょうか。
本選考でエントリーするときには、中期経営計画やOB訪問などでさらに企業研究を深めるようにしましょう。
企業研究を深めるためには、明治の社員にOB訪問をして話を聞くことがおすすめです。
ビズリーチ・キャンパスでは、OB訪問を受け付けている明治の社員を探すことができます。
実際にOB訪問をしてみることで、仕事内容や雰囲気を理解しましょう。
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