早稲田生であり、大手メーカー内定者のソチです。
私はグループディスカッションが苦手で、就活を始めたばかりのころは落ち続けていました。
私だけでなく、グループディスカッションに苦手意識を持っている方は多いでしょう。
しかし、グループディスカッションはコツを掴むことができれば、通過率を高めることができます。
私もグループディスカッションのコツを掴んだことで、本選考では落ちることがほとんどありませんでした。
そこで、すべての就活生に知ってほしいグループディスカッションのコツを紹介します。
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目次
グループディスカッションの概要
はじめに、グループディスカッションの概要を紹介します。
就活のグループディスカッションが、どのような形式で実施されることが多いのかを知りましょう。
ここでは、以下の項目について解説していきます。
- グループディスカッションの時間
- グループディスカッションの人数
- グループディスカッションの面接官
- グループディスカッションのテーマ
- グループディスカッションの選考時期
グループディスカッションの時間
グループディスカッションの時間は、「30分~120分」であることがほとんどです。
私が経験した120分のグループディスカッションは、鉄道会社のインターンシップ選考でした。
企業によって時間は異なりますが、40分ぐらいで実施する企業が最も多かったです。
グループディスカッションの人数
グループディスカッションの人数は、「4人~10人」であることがほとんどです。
私が受験したグループディスカッションでは、7人ぐらいで実施されることが多かったです。
最大でメンバーが10人いましたが、発言のタイミングを見極めることが難しかったです。
グループディスカッションの面接官
グループディスカッションの面接官は、「1人~2人」であることが多かったです。
面接官が、グループに付きっきりのものがあれば、様々なグループを周りながら評価しているものもありました。
一番多かったグループディスカッションの形式は、1人の面接官がグループに付きっきりで評価するものです。
グループディスカッションのテーマ
グループディスカッションでは、様々なテーマが出題されます。
それらのテーマを分類してみると、主に2つのテーマにわけることができます。
企業や仕事に関するテーマ
1番多かったグループディスカッションのテーマは、企業や仕事に関するものです。
企業や仕事に関するテーマには、「社会人として重要な能力とは」などの例があります。
このようなテーマが出題された場合には、業界研究や企業研究の深さが役立つことが多いです。
時事や社会問題に関するテーマ
グループディスカッションのテーマには、時事や社会問題に関するものも多かったです。
私が受験したグループディスカッションでは、「AI」や「カジノ法案」などのテーマがありました。
特に「AI」に関するテーマを出題する企業は多かったため、勉強しておくと良いでしょう。
グループディスカッションの選考時期
グループディスカッションは、選考の一番初めに実施されることが多いです。
つまり、「会社説明会→グループディスカッション→1次面接」という順番です。
珍しい例ですが、最終面接の前にグループディスカッションを実施する企業もありました。
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グループディスカッションでの役割
グループディスカッションでは、それぞれのメンバーの役割を決めることがあります。
「役割を決めてからグループディスカッションを始めてください」と面接官から言われることもあります。
逆に、「役割などは決めなくて結構です」と面接官から言われることもあります。
私はグループディスカッションで役割を決める必要はないと思っています。
しかし、メンバーの1人が、「役割を決めてから始めよう」と言い出すこともあります。
そこで、グループディスカッションにはどのような役割があるのかを紹介しておきます。
リーダー・司会
まずはじめに、議論をまとめるリーダー・司会です。
リーダー・司会だから有利ということはなく、議論の中でいかに価値を発揮するかが大切です。
リーダー・司会で議論をうまくまとめられなかったら、それはマイナス評価になります。
書記
次に、議論で出たアイデアや議論の内容を整理するのが書記です。
私が経験したグループディスカッションでは、書記がそのまま発表を任されることが多かったです。
内容を整理しながら、議論の方向性を修正できるため、おすすめの役割です。
発表者
書記がそのまま発表を任されることが多いと言いましたが、役割として発表者を決めることもあります。
当たり前ですが、発表者は議論に関する深い理解が求められます。
グループディスカッションは、結果よりもプロセスを評価されるため、発表したから有利になるということは少ないでしょう。
タイムキーパー
グループディスカッションの時間を管理するのが、タイムキーパーです。
リーダーや発表者は嫌だけど、何かしらの役割を担当したい就活生に人気です。
時間を管理する役割なので、時間配分などに責任を持って発言をしましょう。
グループディスカッションを実施する企業側のメリットやデメリット
グループディスカッションの概要や役割を理解できたと思います。
企業によっては、グループディスカッションがなく、面接だけの選考のこともあります。
それでは、企業がグループディスカッションを実施すると、どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
グループディスカッションが実施する意図を知り、通過方法を考えましょう。
私が考えるグループディスカッションを実施するメリット、デメリットはこちらです。
グループディスカッションを実施する企業側のメリット
まずは、グループディスカッションを実施する企業のメリットです。
企業側のメリットには、このようなことがあると考えられます。
- 短い時間で、多くの就活生を見ることができて効率的
- 就活生の人柄や能力がだいたいわかる
- 面接では気づけないようなことがわかる
グループディスカッションの最大のメリットは、効率的であることでしょう。
グループディスカッションでは、能力が一定基準を満たす就活生だけを選別することができます。
一次面接の前に選別をすることで、能力の満たす就活生だけを、効率的に選考することができます。
グループディスカッションを実施する企業側のデメリット
次に、グループディスカッションを実施する企業のデメリットです。
企業側のデメリットには、このようなことがあると考えられます。
- 入社意欲や企業研究の深さがわからない
- 運の要素があるため、本来の力を発揮できない人もいる
グループディスカッションの最大のデメリットは、入社意欲がわからないことでしょう。
面接選考であれば、志望動機・キャリアビジョン・逆質問の内容で、入社意欲を確かめることができます。
しかし、グループディスカッション選考では、志望度が高い就活生を落としてしまう可能性があります。
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グループディスカッションの評価基準
グループディスカッションをやったくらいでは、優秀であるかは見極められないと言う人がいます。
しかし私は、グループディスカッションを30分やれば、能力や人柄が理解できると実感しました。
優秀な就活生は、発言する内容が的確で、グループ内での立ち回り方もうまいです。
グループディスカッションにおける評価基準は、とても簡単です。
私はグループディスカッション選考では、「優秀で一緒に働きたいと思わせる人」が評価されていると思っています。
「優秀で一緒に働きたいと思わせる人」を分解すると、「思考力」と「対人力」が高い人です。
思考力
思考力とは、頭の回転や議論に対する考え方などを指します。
面接官は、問題に対してどのような切り口で、どのような考えを述べるのかを評価しているでしょう。
思考力をアピールするためには、テーマへの理解力や論理的に考える力が重要です。
対人力
対人力とは、コミュニケーション能力や信頼関係を築く力などを指します。
対人力をアピールするためには、メンバーとうまくコミュニケーションを取り、柔軟い対応することが必要でしょう。
明るい雰囲気でメンバーと話をして、議論をうまくゴールに導ければ、面接官から評価されるでしょう。
グループディスカッションにおける合格のコツ
グループディスカッションの合格のコツは、「価値を発揮すること」です。
わかりやすく言い換えると、「ディスカッションにおいて、グループに最も貢献すること」が合格のコツです。
議論でほとんど発言しない人は、グループに貢献していないため受かるはずがありません。
簡単な話ですが、グループに貢献した人から順に、面接官から評価されるのです。
そして、グループに貢献した人というのは、たいてい「思考力」と「対人力」が高い順になっています。
グループへの貢献方法は、決して1人ではありません。
グループへの貢献の仕方はたくさんありますので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
それでは、グループディスカッションにおける貢献方法を紹介します。
議論をリードする
議論をリードするとは、メンバーに議論するポイントを提示し、議論の方向性を定める役割です。
議論をリードするためには、素早い頭の回転とテーマに関する理解力が必要になります。
思考力の高さに自信がある人は、議論をリードすると評価が高まるでしょう。
議論を深める
議論を深めるとは、1つのテーマを様々な方法で深掘りしていく役割です。
議論を深めるためには、他のメンバーの意見を深掘りしてみたり、自分の意見を述べたりしましょう。
発言しないことには価値が発揮できないので、勇気を持って意見を述べてみましょう。
議論を整理する
議論を整理するとは、議論された内容と、まだ議論されていない内容をまとめる役割です。
担当(リーダー、発表者など)が決まっていた場合、議論を整理しやすいのは書記を任された人でしょう。
議論を整理することに向いている人は、書記の担当を狙いましょう。
議論をまとめる
議論をまとめるとは、メンバー同士の間に入り、議論をうまく着地させる役割です。
グループディスカッションでは、メンバー同士の意見が食い違うことがあるため、そのような時に価値を発揮できます。
食い違った意見のどちらかに賛成するのではなく、うまい落とし所が見つけられると良いでしょう。
クラッシャーを抑える
グループディスカッションを受けていると、チームの和を乱す人(クラッシャー)が現れます。
クラッシャーを抑えることも、立派な価値の発揮方法です。
もし、訳のわからないことを言い出すクラッシャーが現れたら、うまく抑えましょう。
私はクラッシャーが現れたら、「穏やかに、論理的に、でも伝えるべきことは伝える」ことを心がけていました。
「◯◯さんの△△という意見もわかりますが、⬜︎⬜︎という議論内容からは少しずれています。まずは、⬜︎⬜︎について議論しませんか?」と伝えることがおすすめです。
このような発言をすれば、対人力の高さとして面接官から評価されるはずです。
発言を促す
グループディスカッションでは、メンバー全員で協力して、納得する答えを導きだす必要があります。
そのため、議論に参加できていない人がいた場合には、質問してみることも価値発揮方法の1つです。
あまりに質問をしすぎると、嫌がらせで質問をしているみたいに見えるため、少し注意が必要です。
質問をする
グループディスカッションをしていると、議論の内容に追いつけなくなることがあります。
そのまま議論の内容がわからなくなってしまうと、発言する機会を失ってしまいます。
わからないと思ったらすぐに、「◯◯について理解できなかったのですが、もう1度説明してもらって良いですか?」と質問してみましょう。
わからないことを質問することは、議論を整理することにもつながります。
そのような発言が素直にできることは好印象なので、わからないと思ったら聞いてみましょう。
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グループディスカッションでの通過率を高める裏技
ここまで、グループディスカッションを通過するための合格のコツを紹介してきました。
それ以外に、グループディスカッションには通過率を高めるの裏技が存在します。
それは、初対面の人とのグループディスカッションで、主導権を握るための裏技です。
グループディスカッションで、主導権を握るためには2つのステップがあります。
この2つのステップを実行することで、自然と議論の主導権が握りやすくなります。
それが、以下の2つのステップです。
- 早く会場に到着する
- 後から到着したメンバーに、自分から話しかける
早く会場に到着する
まずは早めに到着して、席に座っておきましょう。
大人数のグループディスカッションである場合には、座る席も重要となります。
議論に参加しやすいのは真ん中あたりの席なので、早めに確保しましょう。
後から到着したメンバーに、自分から話しかける
真ん中あたりの席を確保したら、後から到着したメンバーに笑顔で挨拶をしましょう。
自分から話しかけておくことで、議論の主導権を握りやすくなります。
そして、グループのメンバーが揃ったら、「自己紹介をしよう」と声をかけましょう。
自分から話しかけ自己紹介を提案することで、「この人はできそう」と一目置かれるようになります。
このように、グループディスカッションでは、議論の開始前からやっておくべき対策があるのです。
議論の開始前にメンバー同士で打ち解けておくことは、単純にスムーズな議論にも役立ちます。
グループディスカッションのまとめ
グループディスカッションの概要や役割、合格のコツを紹介してきました。
ここで紹介したことをすべてやらなければ、合格できないわけではありません。
自分の「できること」と「できないこと」を分けてみて、「できること」の精度を高めていきましょう。
グループディスカッションでは、いかにうまくメンバーとコミュニケーションをとるかが重要となります。
できるだけ早く会場に入りメンバーと話しをすることで、議論の開始前から打ち解けておきましょう。
それでは、就活がんばりましょう。応援しています!
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