早稲田生であり、大手企業内定者のソチです。
就活の面接での質問として、他社の選考状況を聞かれることがあります。
私が経験した面接の8割以上で、他社の選考状況を面接官に質問されました。
面接で頻出の他社の選考状況ですが、どのような回答をすることが望ましいのでしょう。
ここでは、他社の選考状況への納得感のある回答方法について解説したいと思います。
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目次
他社の選考状況を聞かれたときの失敗談
私が本選考での面接経験がほとんどなかったとき、どのように他社の選考状況を答えれば良いかわかりませんでした。
答える目安がわからず5社以上の選考状況を話したら、「たくさん受けているんだね」と言われたことがあります。
大手企業の選考状況について話したら、「弊社より大きい企業だけど、弊社の方が志望度が高いのはなぜ?」と聞かれたこともあります。
それでは、私は他社の選考状況をどのように伝えればよかったのでしょう。
他社の選考状況の回答方法を知るため、そもそもの質問意図を考えてみましょう。
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他社の選考状況を聞く質問意図
それでは、面接官はなぜ就活生に他社の選考状況を質問するのでしょうか。
面接官が他社の選考状況を聞くことには、2つの質問意図があると考えます。
- 志望度の高さを判断する
- 能力の高さを判断する
志望度の高さを判断する
他社の選考状況の1つ目の質問意図は、志望度の高さを判断することでしょう。
他社の選考状況から、企業選びの軸や他社の規模感を知り、自社に入社するかを確かめようとします。
企業は志望度の高さを選考の評価項目としているため、入社意欲があるかを知ろうとします。
よっぽど能力が高いと判断されない限りは、志望度が低い就活生に内定をあげようとは思わないからです。
そのため、他社の選考状況を聞くことで、どのくらい入社意欲があるのかを確認したいのです。
能力の高さを判断する
他社の選考を通過していたり、内定をもらっていたりすることは、あなたの能力の裏付けとなります。
他社で評価されていることは面接官に安心を与え、あなたの選考通過率を高めます。
すでに内定を持っている就活生であると、他社に評価されているという裏付けがあるため、魅力的な人物に思えるのです。
他社の選考状況の回答で重要なこと
他社の選考状況の質問意図を知ったことで、どのような回答が良いかわかったと思います。
他社の選考状況を答えるときには、以下の2つのことを意識しましょう。
- 志望度の高さをアピールすること
- 他社の選考がうまくいっていること
つまり、「他社の選考がうまくいっているけど、御社に入社したい」ということをアピールできれば良いのです。
能力の高さと同時に、志望度の高さもアピールすることで、選考通過率が高まります。
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他社の選考状況の具体的なな回答方法
他社の選考状況の回答では、「内定をあげたら入社しそうだし、能力も高い」と面接官に思わせましょう。
そのように思ってもらうため、他社の選考状況を回答するときに意識していたことは以下の4つです。
- 回答する企業数は3~4社
- 共通の軸を持った企業を回答する
- 面接を受けている企業の方が志望度が高い理由を説明できる企業
- 落ちた企業は回答しない
回答する企業数は3~4社
他社の選考状況では3~4社を答えればよく、エントリーした企業すべてを答える必要はありません。
私は他社の選考状況として、面接を受けている企業と似たような3~4社を回答することが多かったです。
3~4社の他社の選考状況を答えると、納得して次の質問をする面接官が多かったです。
たまに、「その他の企業は?」とさらに質問をしてくる面接官がいます。
そのようなときには、他の企業は受けていないと答えたり、もう2~3社の選考状況を答えたり、臨機応変に対応しましょう。
面接官の表情や雰囲気を掴んで、答える企業数を柔軟に変更できると良いでしょう。
共通の軸を持った企業を回答する
他社の選考状況では、面接を受けている企業と共通の軸を持った企業を答えましょう。
面接官は他社の選考状況から、企業選びの軸を知りたがっているため、共通の軸がないと回答に詰まってしまいます。
「弊社とその企業の両方を受けている理由は?」と聞かれたときに、面接官を納得させられる理由がある企業を答えましょう。
共通の軸を持った企業というのは、必ずしも同じ業界の企業である必要はありません。
あなたの就活の軸を用いて、違う業界の企業を受けている理由を答えられるのであれば大丈夫です。
面接官に納得してもらえるような軸を見つけ、それを論理的に説明しましょう。
面接を受けている企業の方が志望度が高い理由を説明できる企業
他社の選考状況では、その企業よりも志望度が低い企業を答えましょう。
他社の選考状況を答えたあとには、「そのなかでどこが第一志望なの?」と質問されることになります。
そこで、面接を受けている企業が第一志望である、と論理的に説明できるような他社でなければ、入社意欲が低いと思われてしまいます。
面接を受けている企業より、売上高や規模感の小さな他社を答えれば良いというわけではありません。
むしろ、その企業より売上高や規模感が大きいのに、その企業に入社したい理由が説明できる方が、人事にとって納得感があります。
事前に、他社より面接を受けている企業に入社する理由を明確にしておきましょう。
落ちた企業は回答しない
他社の選考状況を答えるときには、選考にすでに落ちた企業を答える必要がありません。
面接官は、現在の他社の選考状況を聞いているため、すでに落ちた企業のことは興味がありません。
そして、この質問で能力の高さを確認する意図もあるので、落ちた企業を伝えるとマイナス評価になりかねません。
他社の選考状況はないという回答方法はおすすめしない
「他社の選考を受けていないです」という回答方法はおすすめしません。
新卒就活をしていてどんなに志望度が高い企業があったとしても、1社だけしかエントリーしないことはありません。
この質問をしている面接官もそれはわかっていますから、いくつかの他社の選考状況を答えましょう。
もし本当に1社しかエントリーしていない場合には、1社しか受けていない理由を論理的に説明できるようにしましょう。
理由を明確に答えられないのであれば、選考に落ちたときのリスクヘッジができない人と思われてしまいます。
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他社の選考状況の回答では嘘もあり
他社の選考状況を聞かれたときに、嘘の選考状況を答える人もいます。
たとえば、「A社から内定を頂いており、そこより志望度が高い企業が御社だけなので、他社の選考は辞退しました。」というような答え方です。
この嘘の回答は、就活終盤に使えば面接官に納得してもらえる可能性が高いです。
まだ内定をもっていないのに、内定があるように見せかける嘘は絶対におすすめしません。
内定があると伝えると、「いつ内定もらったの?」「その企業から拘束はないの?」と質問をされることになります。
うまく答えられずに嘘がばれたら、その企業の選考は確実に不合格となるでしょう。
「A社から内定を頂いており、そこより志望度が高い企業が御社だけなので、他社の選考は辞退しました。」という答え方は、すでに内定があるときに使いましょう。
積極的におすすめはしませんが、うまく嘘をつき通せるのであれば有効な方法でしょう。
このように、他社の選考状況で嘘をついた方が納得してもらいやすいこともあります。
他社の選考状況の回答方法まとめ
面接で他社の選考状況を聞かれたときの回答方法について解説しました。
面接官がこの質問をしてくることには、以下の2つの意図があるでしょう。
- 志望度の高さを判断する
- 能力の高さを判断する
そのため、「内定をあげたら入社しそうだし、能力も高い」と思わせるような回答ができれば良いです。
具体的な回答としては、私は以下の4つのことを意識していました。
- 回答する企業数は3~4社
- 共通の軸を持った企業を回答する
- 面接を受けている企業の方が志望度が高い理由を説明できる企業
- 落ちた企業は回答しない
共通の軸を持った企業であることと、志望度が高い理由を説明できる企業であることは特に重要です。
これが完璧な回答方法というわけではありませんが、内定者の回答例として参考にしてください。
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