ソチ
内定者の就活についてインタビューをします。
今回は、地方国立卒で化学メーカーの研究開発職として内定をもらったゆいさんです。
ゆいさんの就活についてくわしくインタビューするので、参考にしてみてください。
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目次
メーカー研究開発職内定者ゆいさんの基本情報
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ゆいさんの基本情報はこのようになっています。
- 名前:ゆい
- 性別:女
- 大学:地方国立大
- 文理:理系
- 就活開始:大学院1年6月
- 就活終了:大学院2年4月
- 志望業界:メーカー(食品・化学)
- 受けた業界:メーカー(化学のみ)
- 志望職種:研究開発職
- OB訪問数:0人
- エントリー数:10社
- 面接数:5社
- 内定:1社
- 入社企業:中堅化学メーカー
- 活動費用:支出18万
- 学生生活:サークル×、留学経験×、長期インターン×、部活◯、その他◯(寮の役員、アルバイト、ボランティア、商品開発)
- ESや面接で話したエピソード:①相手の立場に立って考えサポートしたアルバイト経験、②アイデア量No.1に導いた商品開発の経験、③常識を変えた寮の役員の経験
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メーカー研究開発職内定者ゆいさんの就活の進め方
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就活の進め方として、具体的に以下の4つを聞いてみます。
- 自己分析のやり方
- メーカー研究開発職の志望理由
- エントリー企業の決め方
- いまの内定先を選んだ理由
自己分析のやり方
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自己分析はしっくりくるまで、4種類のやり方でやり続けました。
自己分析の手法は以下のものを試しました。
1. 幼少期から大学生までの出来事をひたすら書き上げていく(感情や考えも入れながら)
メリット:自分の強みに当てはまるエピソードを見つけるには便利だった。どのエピソードのどの瞬間からその強みを見せるべきか、検討するのには役立ちました。
デメリット:時間がかかりすぎることです。(1週間程度)
2. 40個のキーワードの中から自分の考えに近いと思うもの3つを選択し、自分の強みを確認。
メリット:企業が用意した自己分析ワークだったので、手軽に行えました。自分の強みをどのような言葉で表現すべきか参考になりました。
デメリット:自分では思いつかないような強みは発見できないことです。
3. 【最も参考になった自己分析】就活攻略論(サイト)に書いてある自己分析を行った。
メリット:私にとってはこの方法が最もしっくりときた方法。フレームワーク通りにしていて自分の強みを見つけれたのがよかったです。自己分析であるけれど、他人目線になって自分を見直せたのが非常によかったです。
デメリット:とくになし。
4. 模擬面接やESを見てもらい、面接官役の人が感じた私の魅力を教えてもらう
メリット:自分では気づいていない強みや大切にしている価値観を教えてもらいました。また自分の強みをどのような言葉で表現すべきか参考になりました。
デメリット:とくになし。(言われたことを鵜呑みにしないことは意識してました。)
メーカー研究開発職を志望した理由
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もともと化学を9年勉強してきていたので、化学メーカーに決めていました。
とはいえ、健康にも興味があったため食品メーカーも気になっていました。
最終的に、食品ではなく化学を選んだ理由としては、【裾野の広さ】です。
食品メーカーは食品でしか世界を変えることはできませんが、化学メーカーは、食品はもちろんいろんな業界をまたいで世界を変えることができます。
化学(素材)メーカーが素材を変えないと最終製品は大きく形を変えれないと知った時に、「あぁ、化学にしよう」と決めました。
研究開発職に決めた理由は、中学生の時から研究職につきたいという夢があったからです。
学校で研究をしていくうちに、自分には向いていないかも?と思うこともありましたが、
研究職は新卒のときにしかなかなか配属されないと知り、それなら体験してみようくらいの気持ちで決めました。
エントリー企業の決め方
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私は、地元で長く働きたいと考えていたので以下の条件で選びました。
- 化学メーカーであること
- 東証1部・2部上場企業またはJASDAQ上場企業であること
- 地元に工場または研究所を有していること
- 平均年収が40代で600万以上あること
- 転勤の可能性がある場所が4つ以下であること
これらすべてをを満たす企業は10/社230社ほどであったため、すべての会社(10社)にエントリーしました。
200社もの化学メーカーの事業拠点を調べるのには、相当苦労しました。笑
今の内定先に入社することを決めた理由
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10社のうち、内定先の会社を選んだ理由は5つあります。
- ISで職場の雰囲気を確認済みであり、自分に合うと感じたから
- ゆるい雰囲気でありながら、お給料が高いから
- 地元の配属の可能性が高いと感じたから
- 福利厚生が充実していたから
- 一番早く内々定をもらったから
選考を受ける前から、エントリーした10社に優先順位をつけていて、内定先の会社が第一志望でした。
第一志望の会社から1番に内々定を頂いたので、早々に就活を終えました。
メーカー研究開発職内定者ゆいさんの選考対策
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選考対策のやり方として、以下の4つを質問してみます。
- エントリーシート対策
- WEBテスト対策
- グループディスカッション対策
- 面接対策
エントリーシート対策
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ONE CAREERとUnistyleの総合商社や日系人気企業内定者のESを120個ほど読み、自分の経験に似ているものがあったらまずはパクって書いてみました。
また120個のESの共通点を見つけ真似することで、スラスラと読んでもらえるような文章を作り上げました。(Reference : Twitterのyuuuさんのツイート)
自分だけでは不安だったので、大阪のキャリプラの方にES添削してもらいました。
また添削してもらうだけでなく、この文章を評価するならどういうところか、ESを読んでどんな人物像を思い描くかなど、面接のことも頭に入れながら文を作っていました。
WEBテスト対策
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第一志望の企業が、専門科目(有機化学など)の勉強が必要だったため、WEBテストの対策はほとんどしていませんでした。
あとは単純に面倒だったのもあります。笑
他の受けた会社は、企業オリジナルの問題を作っている会社がほとんどであったため、WEBテスト対策の意味はありませんでした。
ただ私が選考を受けていない企業の多くは、対策が必要だと思うので勉強したほうが吉です。
グループディスカッション対策
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グループディスカッションの対策としては、梅田の就活カフェ(1日で6回GDする企画)で12回ほど経験を積みました。
その都度、フィードバックをもらえたので、自分のよさを更に出せるように練習の中で磨くようにしました。
また自分をどうみせたいのかを意識して取り組んでいました。
特に自分は、【自分の意見を言うこと】が得意であったので、
- 話にのっかっていない人に意見を求める
- 第一声をなんでもいいから話す
- 明るくハキハキ元気よく意見を述べる
- 反対意見の人がいた場合、反対する理由を解決するような意見を出すorお互いが納得する妥協案を提案する
- 他の人も話しやすい雰囲気を作るため、出てきた意見を基本的には褒め、どう良くしていくかという話の展開をする
- 発表者には必ずお礼を言うこと
を意識して取り組んでいました。
とはいえ、化学メーカーの研究職の本選考でグループディスカッションは全く受けませんでした。
代わりにインターンでは多くの企業で受けたので、インターンを受ける前に対策することをおすすめします。
もともと得意だったこともあり、練習回数は6回もすれば十分だと感じました。
面接対策
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面接対策としては、以下のことを行いました。
- 大きな声で、ゆっくりと、短く答える
- 面接官がメモを取りやすいように間をあけて話す
- 原稿を作るときはしゃべり言葉で作成する
- 話す内容は30秒以内にまとめる
- 友達と面接ごっこして、面接官目線を体験する
- 質の高い逆質問で志望度アピールする (面接の場ではない控え室でも、人事の方にも逆質問するなど志望度高いアピールをした。また人事の方もいろいろ経験されているので、仕事の理解も深まった。)
- (慣れてきたら)面接官の反応を見ながら話の内容を変化させる
私は【声が小さいことが欠点】だったので、面接前には必ずカラオケにいって、好きな歌を歌って(発声練習して)から挑むようにしていました。
声が大きいってだけで、頼りになるという印象を与えれると思ったからです。
基本的にみんな緊張して声が小さくなりがちなので、その中で大きな声は武器になりました。
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メーカー研究開発職内定者ゆいさんの就活を振り返って
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就活を振り返ってもらうために、以下の3つを質問してみます。
- 就活で重要なこと
- 就活で後悔していること
- 就活に役立った就活サービス
就活で重要なこと
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【就活は行動あるのみ】だと思います。
就活を始めたての頃、何をしていいか全然わからず、悩みまくった時期もあります。
ただ私はわからないことは、わかる人に聞けばいいと思っていたので、
先輩にやり方を聞いたり、キャリプラに足を運んでみたり、ネットで情報を得たりととにかく自分がしっくりくるまで行動しました。
約10ヶ月、納得いくまで対策(行動)し続けたからこそ、本番の面接でも堂々と話すことができたのだと思います。
【他人目線で自分を見つめ直す】ことも大切だと思います。
自己分析と他己分析の結果が大きく違っていれば、それは完全に自己分析できていないのだと思います。
他人から見た自分と、自分が思う自分が一致するか、一度立ち止まって確認してみてもいいと思います。
ここまでは文理共通することだと思いますが、研究開発職ならではのポイントとしては、
【人事(文系)相手にいかに研究を分かりやすく伝えれるか】といった能力も求められると思います。
わたしは小学生でもわかるような説明を心掛けました。
実際に文系の学生に発表を1分で聞いてもらい“分かった気になってもらえるか”を確認しました。
また文系の方は、研究概要を見ることすら億劫なのではと予想したので、研究概要をポスター形式でまとめ見やすさを重視しました。
見やすさやデザインで行くと企業のパンフレットをマネすることが一番だと思います。
いかに文章が少なくできるかが鍵だと思います。
もちろん研究職の方からの専門的な質問にも対応できるようにもしました。相手に合わせて説明できることが求められるといってもいいかもしれません。
就活で後悔していること
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私の就活は納得のいく理由をとことん考えて、出した答えなので後悔していることはありません。
化学メーカー以外にも、総合商社・流通・食品・外食産業・IT・その他のメーカーといろんな仕事も知った上で、化学メーカーを選びました。
職種もどんな職種があるのか知った上で決めました。
会社の雰囲気もインターンシップに実際に参加して社員さんと、実習体験をする中で自分の目で確かめてきました。
自ら行動し、情報を得て、自分で考えて出した答えなので、後悔することはありません。
もう一度就活をするとなっても、同じことをすると思います。
おすすめの就活サービス
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1位:クルーソー
就活生限定シェアハウス。一泊1500円。20人の仲間ができてほんとに心強かった。
共同生活が苦でない人は、ホテルよりもここをおすすめします。
2位:キャリプラ
就活ビジネス抜きで相談にのってくれたのはここだけでした。
お昼ご飯食べさせてくれるし、ES添削・面接対策してくれるし、仲間と情報交換できるしいい場所でした。
ここに出会えて、自分に自信をどんどん持てるようになりました。本音を言うともっと早く知りたかったです…。
お二人とも、就活のことをわかりやすく伝えてくれているので、非常に重宝しました。
就活生の悩みは大体解決できると思うので、一度見てみるといいと思います。
4位: ONE CAREER 5位: Unistyle
この2つはES対策で利用しました。過去のESを見れるので就活解禁前から対策することができます。
過去問を何度も解いてから挑んだほうが通過率高いのは当たり前だと思うので、利用すべきだと思います!!
メーカー研究開発職内定者ゆいさんから就活生にメッセージ
ソチ
【就活には正解がない】
これは就活しているときに様々な人から言われました。
就活で悩んでいるときは、悩んでいるから正解を聞きに来たのに!と思うこともありましたが、就活を終えてみればまさにその通りだと感じています。
正解はないからこそ、自分が納得したうえで結論を出すことが大切だと思います。
納得するためには、やはり自分で行動し続けなければなりません。
就活においてやったほうがいい対策は山のようにあります。しかし期間は1年未満しかありません。
どんなスケジュールでこなさなければならないか逆算してみると、きっと焦りを感じると思います。
そう思った時がチャンスです。 なんでもいいです。
ONE CAREER / Unistyle で内定者のESを眺めるとか、履歴書の書けるとこ埋めとくとか、就活生・社会人と交流するとか、Twitterで情報集めるとか。
全く動かない日をいかに少なくするかが、就活の極意だと思います。
ソチさんのブログにたどり着ける人なら、きっとあなたは行動力のある方だと思います。
自分に自信を持つために、今日からでも行動してみてください。応援しています。
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様々な内定者の就活体験記を参考にしてみてください。
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